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丁寧なものづくりを永く愛すること。 時代の動きと共鳴する、新しいスタンダード。

「クラシックやスタンダードを現代版にバージョンアップしたり、トレンドに左右されない姿勢をデザイナーも消費者も共有している傾向が顕著に現れた」 2022年秋冬のファッショントレンドについて、雑誌『ELLE 9月号』にはこのようにレポートされています。
2020年から世界を混乱に陥れたパンデミックは、ヨーロッパでは「共生」という道を選ぶことでひと段落したと言われている今季。モード発信地、パリやミラノも久々の開放的な雰囲気で賑わうものの、近年のロシア軍によるウクライナ侵攻によってファッション業界も静かな反戦活動やショーの自粛も見受けられます。一方、SDGsの働きかけもある中、ものづくりも多面的に“ソーシャルデザイン”を意識して社会と連動し、自然と人間社会の相互関係を構築するためのシステム改革が行われているようです。
そんな今年の秋冬コレクションの多くには、ベーシック、スタンダードを長く愛用するという価値観が浸透し、仕立ての良い服という意味で「テーラリング」がキーワード。そして、ようやく解放されつつある旅への想いが現れた「トライバル」に、天然素材を駆使した民族柄モチーフやクラフトマンシップ溢れるニット作品が異国情緒を醸し注目されています。
ロージャースから発信される世界のトレンドもまた、往年より「永く愛せる上質なもの」「クラフトマンシップ」が大切な視点。流行色、キャッチーなスタイルはもちろん抑えつつも、それが一過性や表面的なのものとはならず、私たちがご紹介するブランドの多くは素材の質はもちろんのこと、デザインに、作り手独自の技巧と、生活と自然への細かな配慮があります。ロージャースにとって、その最も象徴的な存在が、フランスのニットブランドCATHERINE ANDRÉ。歴史ある技術を鍛錬しながらも毎回、 Up-to dateな新作を発表し、同時に10年前のコレクションでさえ、色褪せずに美しく着続けられていることに気づく、そんな唯一無二のブランドです。世界が今でこそ声高に叫んでいる“丁寧なものづくり“に対する価値と“普遍性”を、彼女はいち早くファッションに実践し、新しいスタンダードを既に築いていた、パイオニア的存在であったといえるでしょう。

コットン×メタライズドビスコースの糸をもちいたジャガードニットのトレンチコート。霜がおりたようにほのかな光沢を放つタータンチェックが美しい一枚。

コート ¥268,000
スカーフ ¥48,000
パンツ ¥92,000
CATHERINE ANDRÉ/フランス

JARDIN

TALE TO WEAR 物語を纏う。
現代美術界からも注目されるファッション。

18世紀からフランスに伝わるジャカード織の技術に現代的な開発を重ね、繊細な色彩と模様を表現するCATHERINE ANDRÉ。長年に渡ってその新作を発表しているロージャースにおいて、最も愛されるブランドです。デザイナーのカトリーヌ・アンドレさんは、旅で出会う風景や遥か遠い昔の物語、映画、時にはふと出会った音楽の楽譜から発想を得て、詩情に満ちたコレクションを手掛けます。その制作現場は「アトリエの中に世界中の風景がある」と表現されるほど。 旅を愛し、美しい自然の中で暮らす彼女にとって、制作は日記のようでもあり、完成したコレクションは物語のページをめくるような鑑賞に値するものです。その柄は全て自身のオリジナルのパターンであるだけではなく、世界初となるリバーシブルのジャカード織りを実現するなど、技術面においても革新的。薄くて軽く滑らかなサマーセーターから、北欧の厳しい寒さに耐えうる重厚感溢れるコートまで、一年を通して着用できる美しく心地よいニットを生み出します。その功績が2011年、国家勲章であるレジオンドヌールの“シュバリエ“をフランス政府から授与されました。近年では、現代アートの巨匠、ピエール・スラージュ美術館のスタッフユニフォームを制作。安藤忠雄氏が改装を手がけたパリの新名所となる現代美術館“ブルス・コルメス”最上階にオープンしたミシェル&セバスチャン・ブラスによるレストランのユニフォームも開発しました。極めて情緒的なアプローチと最先端の技術が融合した彼女の創作は現代美術界にも高く評価される独特で極めて高度なクリエーションなのです。 独特の美と機能を兼ね揃え、タイムレスに愛着を抱くもの。それは真の“ユニバーサルデザイン”となって、国境や年齢を超えて、着る人の内面を美しく引き出す衣服なのでしょう。

2022-23秋冬コレクションのテーマはNORTHERN LIGHT(北欧の光)。
オーロラ光る夜空の紺青色、ノルウェーの森を思わせる緑のグラデーション、北欧に伝わる伝統柄をアレンジしたパターンが美しい。
クラシカルなジャケットや薄地のセーター、シルエットの印象的なドレスなど、豊富なスタイルが揃う。

“オーロラの波紋。それは束の間の奇跡。
モチーフは微かに揺れたり、絡んだり。色彩は大地の中へと溶けるように。私たちの想像力を弄ぶ、あまりにも神秘的な光の世界”

フランス出身。キャシャレルやウンガロ、フィリップモデル、また日本のハマナカの毛糸開発等においてフリーランスとして活躍、1995年フランス南西部ミヨーを拠点に自身のブランド「カトリーヌ アンドレ」を設立。緻密な技術が問われる「ジャカード織」をファッションに起用し「色彩の魔術師」「ニットの妖精」と評価される。その創作はフランスの歴史文化活動や芸術分野からも高く価値を見出されている。

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