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I'm Roger's

運命の一点に
出会える宝探し

稲福圭 (メンズ・バイヤー)

歴史が培った安心感

「これはお客さんが好きに違いない!」と思えるブランドやアイテムに出会えた時に、バイイングの一番喜びを感じます。入社してからずっと売り場に立ち、二世代、三世代と通ってくださるお客さまたちと接していく中で、センスを培かってきました。

お客さまの「Roger’sに行けば、いい商品が手に入る」という期待を裏切らないよう、毎回バイイングに挑んでいます。大きな代理店になると、買い付けの際に本社の決裁が必要になると思いますが、Roger’sの場合は、現地で直接買い物をしてそのまま持ち帰ります。まさしくダイレクトインポートの醍醐味です。

老舗なだけに近寄りがたい印象もあるかも知れませんが、若い方も手に取りやすいような価格のアイテムや、雑誌に掲載されるような百貨店などでも取り扱いのあるアイテムも揃えています。沖縄でこれだけ幅広い規模でメンズを展開しているショップはRoger’sだけではないでしょうか。そういう点も、地元の方々に広く知っていただきたいですね。

イタリアの街を一人自由に歩く

バイイングは、イタリア・フィレンツェで開催されるPITTI IMMAGINE UOMO (通称:ピッティ・ウォモ)とミラノ・コレクション、そしてミラノにあるショールームを巡っています。

展示会では、アジアをはじめヨーロッパ各国からそうそうたる企業が集まり、生え抜きのバイヤーが会場を闊歩している様子は、壮観ですね。アシスタントを連れたバイヤーたちが展示会を闊歩する中、僕だけが誰も引き連れずに一人で展示会を歩いています(笑)。

そこは社長から一任されているため、僕自身のセンスで自由にセレクトすることが出来ますし、特にミラノには美術館も多く、ショールームも数えきれない程ありますので、眺めているだけでも五感が刺激されるのを感じるので、毎回楽しく行かせていただいています。

売り場で培った感性を活かす

メンズに関しては女性ほど大きく流行の変化はありませんが、トレンドは一応調べて現地入りし、あとは勘とお客さまの好みに合わせたバイイングをします。それはトレンドを意識した“勘”ではなく「この商品ならお客さまが好きそう」という勘です。

Roger’sのお客さまは、長年通ってくださるコアな方ほど、柄モノや奇抜なデザインなど、より一層、個性的なアイテムを好まれますね。そのため、同じ柄でもサイズ違いで一つずつしか買い付けません。すべての商品がほぼ“ラスト一点”なので「他人と被りたくない」「自分だけのアイテムが欲しい」という気持ちの強い20代から80代までの幅広いお客さまがいらっしゃるのもRoger’sならではだと思います。売場では、僕がセレクトした商品を宝探しするような気持ちで、手にとっていただけることに喜びを感じます。

*PITTI IMMAGINE UOMO (通称:ピッティ・ウォモ): イタリアンブランドはもとより世界各国のナショナルブランドが翌年の新作モデルを発表し、世界各国からそれを買い付けるために多くのバイヤー達が集う展示会。

*ミラノ・コレクション(Milan fashion week):イタリアのミラノでミラノ・モーダ・ウォーモ (メンズ)、ミラノ・モーダ・ドンナ (レディース)のそれぞれ夏と冬の年2回ずつ開かれる服飾ブランドの新作発表会の総称。

稲福圭(メンズ・バイヤー)

元々CDショップの店員だったが、(濱崎に)スカウトされて2009年にRoger’sへ。年に2回、ミラノ・コレクションの時期に合わせてイタリアへバイイングに行っている。バイイングに同行してくれる後輩を募集している。