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la souvenir

Posted on 2021.04.01

宣誓

宣誓。
今日ここに、高校球児のあこがれの舞台である甲子園が戻ってきました。
この一年、日本や世界中に多くの困難があり、
それぞれが大切な多くのものを失いました。
答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくてつらいことでした。
しかし、同時に多くのことを学びました。当たり前だと思う日常は、
誰かの努力や協力で成り立っているということです。
感謝。
ありがとうございます。これは出場校全ての選手、
全国の高校球児の思いです。
感動。
喜びを分かち合える仲間と共に、
甲子園で野球ができることに感動しています。
希望。
失った過去を未来に求めて、希望を語り、実現する世の中に。
そして、この三月で、東日本大震災から十年となりました。
日本、世界中に多くの協力や支援を頂き、
仲間に支えられながら困難を乗り越え、
十年前、あの日見た光景から想像できないほどの、
希望の未来に復興が進んでいます。
これからの十年。
私たちが新しい日本の力になれるように、歩み続けます。
春はセンバツから。穏やかで鮮やかな春、そして一年となりますように。
二年分の甲子園。
一投一打に多くの思いを込めて、プレーすることを誓います。

令和三年三月十九日 仙台育英学園高等学校硬式野球部主将、島貫丞

心を鎮め
自分なりの宣誓を。
球児に教えられ
感激の涙がとまらない。
ラジオで聴いた彼の声は
天から響く神のよう。
爽やかな印象とともに胸に届いた言葉のひとつひとつ。
新しい日本の力。

祈りのある人たち。
想いのある人たち。
自身と闘う勇敢な人たち。
二年分の甲子園から
百年分の魂が授けられた。
ならば大人は
過去を嘆かない。
ならば大人も
多いに希望を語ろう。
美しい春だ。
たくましい春だ。
走りだす春だ。